開催場所:ベッラ・ヴィスタ 個室
開催日:2016年9月16日(金)
いま最も注目されるクールなワイン産地 “ヤラヴァレー”。その中でブルゴーニュに匹敵すると言われるクオリティーのワインを生み出しでいるのが “デ・ボルトリ社”。今回はオーストラリアにおけるリーダー的存在のスティーブ・ウェバー氏をお迎えし、ワインメーカーズディナーを開催いたしました。
ウェルカムワイン
最初に次の2つのワインをウェルカムドリンクとしてサービス。これらのワインはヤラヴァレー地区のさまざまな場所で取れたブドウをブレンドすることによって素晴らしいワインを造りたいという想いで造られました。
De Bortoli Yarra Valley Villages Chardonnay 2013/デ ボルトリ ヤラヴァレー ヴィラージュ シャルドネ 2013
De Bortoli Yarra Valley Villages Pinot Noir 2015/デ ボルトリ ヤラヴァレー ヴィラージュ ピノノワール 2015
お食事スタート
- Amuse-bouche - A Spoonful of Bliss/幸福のワンスプーン
- Treasures of the Sea Carpaccio with Kelp Gelée and Burrata/海の宝珠のカルパッチョ
昆布のジュレとブラータチーズのマリアージュ
昆布のジュレソースのような感覚で上からのせ、カルパッチョの風味を引き立てます。
Wine: De Bortoli Yarra Valley Estate Grown Chardonnay 2015/デ ボルトリ ヤラヴァレー エステート グロウン シャルドネ 2015
このワインは4つの異なる畑から厳撰されたブドウを使用して造られています。やや濃いイエロー。淡いイエロー。香りは爽やかな洋ナシ、黄色いりんごに仄かなトースト香が調和。アタックは滑らかで心地よい酸、爽やかなフルーツフレーバーが感じられ、余韻まで綺麗に伸びます。 - Steamed Marbled Rockfish with Risoni Littleneck Clam Broth, and "Shiso" Pesto/カサゴのバプールとバリラリゾーニ アサリの香りと大葉ジェノベーゼ
バリラリゾーニとは米粒の形をしたパスタ。和風をイメージし、アサリと大葉を使い、パスタもお米のような感覚で味わっていただけます。
Wine: De Bortoli Yarra Valley Single Vineyard Section A5 Chardonnay/デ ボルトリ ヤラヴァレー シングルヴィンヤード シャルドネ 2015
やや濃いイエロー。香りは濃縮感があり、洋ナシのコンポート、トースト香が層になって感じられます。味わいは滑らかでリッチ。余韻にフルーツタルトのフレーバー。 - Handmade Tagliatelle Pasta with Classic Beef Ragù/手打ちパスタ タリアテッレ 牛肉のラグークラシコ
クラッシックな牛肉のラグーを使ったタリアッテッレ。
Wine: PHI Pinot Noir 2013/ファイ ピノノワール 2013
濃いルビー色。香りは赤黒い果実のコンポートに清涼感のあるメントールと樽由来のほのかなトースト香が調和。綺麗な酸が骨格を作るが、爽やかなフレーバーと心地よい苦みが奥行きを与えます。 - Roasted and Char-grilled Lamb Chop with Eggplant Confit and Grilled Porcini/仔羊背肉のローストと炭火焼き ナスのコンフィとポルチーニのグリル添え
仔羊の脂身を出来る限り取り除き、仔羊の肉の旨みを引き立てるように炭火で焼き上げました。
Wine: Riorret The Abbey Pinot Noir 2013/リオレット アベイ ピノノワール 2013
濃いルビー色。赤黒い果実のコンフィにグリーンノートがアクセントを与えます。リッチなアタック、果実味と酸味が調和し、やや肉厚なボディ。余韻にはフルーツ、スパイス香が感じられます。 - Mango Coupe with Milk Gelato/マンゴーのクープ仕立て 八丈島ジャージー牛のミルクジェラートと共に
マンゴーのジュレにマンゴーのシャーベット、その上にミルクジェラートをのせ味わいを引き立てていました。
Wine: De Bortoli Noble One 2013/デ ボルトリ ノーブル ワン 2013
輝きのあるゴールドの色調。洋ナシやかりんのコンポートのようなフルーツの凝縮した香り。味わいは豊かな甘みと酸のバランスがよく、余韻にもフルーツフレーバーを感じます。
食後
食事中から話に花が咲き、生産者とも積極的な意見交換が行われていました。ディナーが開いてもなかなか席を立たず余韻に浸る方が多数見受けられました。