豊臣御膳

2026/3/1(日)~4/19(日)

季処 一心

季処 一心

豊臣秀吉が愛した美食に想いを馳せる、至福のひととき。

天下統一を成し遂げ、美食家としても知られた豊臣秀吉。
一品ごとに歴代居城をコンセプトとして、彼が愛したとされる旬の食材をふんだんに使用し、当時の賑わいを彷彿とさせる贅を尽くした品々を揃えました。
大阪城のお膝元で、歴史の息吹を感じながら「天下人の食卓」をご堪能ください。

期間

2026/3/1(日)~4/19(日)
※月曜日定休(祝日・振替休日の場合は営業)

時間

17:00~21:00(LO 20:30)

料金

¥8,800
※サービス料別

メニュー

先付け

墨俣一夜城 ・蒸し鮑と北寄貝の和え物 縮緬萵苣 日輪(トマト)
泥臭い野心とスピード感が同居する、秀吉の原点。川沿いの湿地帯(レタス)に、突如として強固な砦(鮑)を築いた驚きを表現しました。洗練された高級感よりも、和洋の食材が混ざり合う「即妙な知恵」と、天下取りへ向けて燃え上がる情熱(トマト)と秀吉の信仰にかけて、宴の始まりを告げる一皿に込めています。

一膳

聚楽第   ・鮪山掛け 大葉 二十日大根 紅たて 山葵
関白となった秀吉が築いた豪華絢爛な邸宅。彩り豊かな薬味と、当時から高級食材であった鮪で、桃山文化の華やかさを象徴しました。

長浜城   ・烏賊ぬた和え とび子
秀吉が初めて一国一城の主となった地。琵琶湖の真水と海の幸が交わる場所であり、若々しい活力を「とび子」の食感で、瑞々しさを「ぬた和え」で表現しました。

伏見城   ・甘鯛翁焼き 紅白茶巾
秀吉が晩年を過ごした終焉の地。「翁(おきな)」の名を冠した料理は長寿への願いを、紅白茶巾は天下人の最後を飾る格式と祝祭性を表しています。

姫路城   ・菜の花辛子浸し ふわふわ削り
中国攻めの拠点。播磨の春の訪れを感じさせる菜の花は、毛利氏との戦いの中で見せた軍師・官兵衛の知略と、秀吉の爽やかな上昇志向に重なります。

名護屋城  ・蓬笹包み 空豆海老鋳込み
文禄・慶長の役の拠点。肥前(佐賀)の豊かな山海の幸を、遠征先でも食べやすい「包みもの」として構成。空豆の緑が、九州の力強い自然を想起させます。

山﨑城   ・もずく酢 胡瓜 生姜
本能寺の変の後、天下分け目の天王山を制した場所。激戦の疲れを癒やし、次なる天下への決意を固めるための、口をさっぱりとさせる酸味の一品です。

二膳

大阪城   ・太閤石焼き御飯
      麦御飯  鯛松皮造り  豆味噌  色紙葱 
      花弁百合根 菊花  ぶぶあられ  刻みのり  生姜
      ・鯛極み出汁
      ・守口大根漬け 山牛蒡漬け
難攻不落の「巨石」を熱した石焼きで、天下統一の揺るぎない礎を表現。麦御飯は秀吉の素朴なルーツを、鯛の松皮造りや菊花、花弁百合根は「黄金の茶室」を思わせる絢爛豪華な装飾を象徴しています。最後に「極み出汁」を注ぐ演出は、天下の富が浪速(大阪)へ流れ込む勢いそのもの。また、大阪名産の守口大根を添えることで、この地を愛した太閤の郷土愛も一皿に凝縮しました。

水菓子

醍醐の宴  ・抹茶わらび餅
秀吉の生涯の集大成。千利休と共に大成させた「茶の湯」の精神と、晩年の「醍醐の花見」に見られる究極の風流を表現しています。抹茶の深い緑は静寂を、わらび餅の食感は移ろいゆく時の儚さを象徴し、天下人が最後に辿り着いた「侘び・寂び」の世界を締めくくりの一皿に込めました。