展覧会

画家 岸田劉生の軌跡-油彩画、装丁画、水彩画などを中心に


画家 岸田劉生の軌跡-油彩画、装丁画、水彩画などを中心に


★ 講 演 会 ★
「岸田劉生とその時代 - 彷徨さまよう芸術家」

日 時:8月24日(日) 14:00 ~ 15:30
講 師:阿部信雄氏(美術評論家)
詳細は「こちら


愛娘をモデルとして描いた「麗子像」で広く知られる岸田劉生(1891-1929)は、大正から昭和の初めにかけての日本洋画において、独創的な活動を展開した画家のひとりです。38年という短い生涯にもかかわらず、画家として極めて変化に富んだ制作を行いました。

劉生は、17歳で白馬会の洋画研究所に入ると黒田清輝に油彩画を学び、まもなく、文芸雑誌『白樺』を通じて知ったゴッホやセザンヌら後期印象派の影響を受けます。

その後、デューラーら北方ルネサンスの写実に傾倒して、独自の写実を追及し、人やものの存在を深く見つめる「内なる美」の探求へと進むと、人やものが存在することの不思議さと向き合い、対象の確固たる存在感やその本質を描き出そうとしました。

大正時代の後半からは、一転して東洋美術、特に中国の宋元画や初期肉筆浮世絵に接し、その東洋的な美に惹かれて自らの芸術に反映させていきました。

本展では、笠間日動美術館の所蔵作品に特別出品を加え、自画像や麗子像などの油彩画をはじめ日本画、水彩、素描、装丁画を含む約70点により、岸田劉生の芸術をご紹介します。



【展覧会概要】

展覧会名称 画家 岸田劉生の軌跡 -油彩画、装丁画、水彩画などを中心に
会期 2008年6月28日(土)~9月7日(日)
主催 ニューオータニ美術館
協力 笠間日動美術館
会場 ニューオータニ美術館
東京都千代田区紀尾井町4-1
 ニューオータニガーデンコート6F(ロビィ階)
東京メトロ 銀座線・丸の内線「赤坂見附」駅D出口、
有楽町線・南北線・半蔵門線「永田町」駅7番出口より
いずれも徒歩約4分
開館時間 午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで)
休館日 月曜日(7/21は開館)、7/22
入館料 一般 ¥1,000、高大生 ¥600、小中生 ¥300、宿泊者無料
 (20名以上の団体は各 ¥100割引)

主な出品作品 (以下掲出の図版は全て笠間日動美術館所蔵)
麗子十六歳之像
《麗子十六歳之像》 1929年
油彩、カンヴァス
45.3 x 23.0 cm
  麗子之像
《麗子之像》 1918年
木炭、コンテ、紙
30.6 x 23.4 cm
自画像
《自画像》 1913年
油彩、カンヴァス
45.4 x 33.2 cm
  村娘之図
《村娘之図》 1919年
木炭、パステル、水彩、紙
40.7 x 31.5 cm
代々木風景
《代々木風景》 1916年
水彩、紙
29.0 x 29.0 cm
  猫図
《猫図》 1926年
紙本彩色
30.9 x 37.9 cm
関連イベント

 
①講演会「岸田劉生とその時代 - 彷徨さまよう芸術家」

 岸田劉生は、1891(明治24)年に生まれました。子供のころには、日清、日露の二つの戦争がありました。日本が、近代国家として世界に存在感を示そうと躍起になっていた時代です。近代化のためには西洋の文明を必死で追いかける。しかし、自分たちのアイデンティティ確立の基盤は日本の文化にある...。劉生も、この二つの磁場のそれぞれに引き寄せられながら制作を続けました。
 この講演では、劉生にとっての「西洋と日本」について語ってみたいと思います。それは、近代化以後の日本に生きる私たち自身の問題を語ることになるのかも知れません。
阿部信雄      
講 師=阿部信雄氏(美術評論家)
日 時=8月24日(日) 14:00~15:30
定 員=先着100名さま
聴講料=一般 ¥500、高大生 ¥300
*展覧会を鑑賞の場合、入館料は別途必要です。

   
②ブックカバー制作&美術館鑑賞&ランチ
講 師=山口百子氏(美術家)
日 時=7月26日(土)
作品鑑賞&解説10:30~11:30
ランチ11:45~13:15
ブックカバー制作13:30~16:30
参加費=¥13,000(サービス料、消費税共)
定 員=先着20名さま
*カバーをつけたい本(A4サイズまで)をご持参ください。



白樺
『白樺』第十年十一月号表紙
1919年 木版、紙 20.9x29.7cm
笠間日動美術館蔵

   
③ギャラリートーク
日 時=7月12日(土)、8月16日(土)いずれも14:00~ 当館学芸員

   
④「イブニングトーク・展覧会探訪『画家 岸田劉生の軌跡』」
千代田区立図書館主催。詳細は「こちら

【参加にあたって】
 
①、②は電話予約とし、定員になり次第募集を締め切ります。予約電話番号03-3221-4115
 
①、②とも当日の受付は美術館入口で行います。
 
①の会場は受付後にご案内します(開場は30分前、自由席)
 
③は予約不要、入館料が必要です。